表題の通り、本日は金融公庫融資が定量評価であるか、定性評価であるか発信したいと思います。

金融公庫が言う評価は、ぶっちゃけ定量評価しかしていません。
定量評価は、簡単に言うと返済出来るかどうか?
自己資産、親の資産、親戚の資産…
貸倒を防ぐだけにあると言っても過言ではないです。

では、スタートアップやシード期のベンチャーは、自己資金なしに融資は通るのか?
答えはNOです。

いくらいい事業計画書や売上計画、提携先を挙げて定性面を評価しろと言っても彼らには分かりません。
バカなのです。

何を見て定性評価をするかというと、公庫のフォーマットにある創業計画書と事業計画書で判断していると担当上司である某江〇支店の課長は言いました。

弊社は、とあるシステムを構築しています。
新しい施策もあるので、確実に今のシェアをこちらに持ってくる自信があります。
その60ページもある事業計画書は、計画なので実現の可能性があるんですか?や、需要はあるんですか?などの質問をします。

某企業は、その弊社より劣りますが、1万店舗ほどシェアを拡げています。
全体のシェアの数字も当然出しており、全体のシェアに対して44分の1しかシェアを取れていない状態です。

それだけシェアがあるという根拠や、他社比較、販売戦略などなどすべて記載していました。
私自身の経歴や、このシステムの応用で救急医療に役立つ可能性も秘めていることも話しました。

リリース後は、ここ数年私たちが勝つことは明白な状態を計画書上も事実上も作り上げています。

が、しかし彼らにはそれの意味がさっぱり分からない状態なんでしょう…
まして、経産省、中小企業省はベンチャーでお金が無かったら公庫を使いましょうと推奨しています。

ベンチャー企業が、資金ショートのリスクを感じて融資を申し込んでも無駄だということです。
コンサルにお願いして、自己資金がゼロ状態から上手く作り上げてくれることを祈って融資実行を待つだけです。

ただ、コンサルに公庫の国民の税金を融資することをお願いしていいものでしょうか?
1割、2割をコンサルに払わないといけなくなりますが、そのコンサル料って正しい使われ方でしょうか?

それ以前にそんな2枚の紙っぺらで私の定性評価をしてもらいたくないのが本音です。
私は有名な大学を出てるわけではないですし、そんなコネを使える人間ではありません。

ただ言えることは、今まで一生懸命なバカをやってきました。
必要なことは必要以上に徹底的に覚え、失敗にめげず、勝負するのは上の立場の人間と思い、ガンガン勝負してきました。
ただ唯一、愛嬌があるので敵は作らずに済みました。

定性評価はそういう面を評価するべきではないかと私は思っています。
積極性、コミュニケーション力などいろいろ要素はあると思います。

弊社のホームページは見ましたか?
⇒はい。
それでは、何が書いてありましたか?
⇒いえ、覚えていません。

そんなバカな回答をする課長が恐ろしいです。
正直、こんな人に評価されたくもないというのが本音です。
私は、そんなおバカな危険なベンチャーが救われない環境を是正したいと思います。
いや、是正しなければなりません。

これでは、ベンチャーを夢見て企業するなんて夢のまた夢の世界です。
なので、気付いた私たちが是正に向けて動かなければいけないのです。

是正するには大変なことになるでしょう。
しかし、そこから勝利を勝ち取らなければ、これからもずっと公庫からしたら下僕同然です。
下僕も戦い方を学び、コミュニケーションを取って戦わなければ勝てません。

私は、この戦いに絶対に勝たなければいけません。
そして、絶対に勝ちます。